09. 5. 9. |
|
■ 愛媛県新居浜市別子町 日浦登山口 ■ 往復登山 所要時間 約7時間 ■ 日浦登山口ー銅山越ー西赤石山 |
|
石鎚登山時に「赤石山のツツジが最高!」との情報を得ていた、 それに何んたってもETC割引の有効利用だ、四国山脈はこの期間中に もう2.3度登ってみたい。 昔々社会科で習った「別子銅山」です。 歴史とツツジを訪ねるコースで、初級以上体力が必要であった。 |
【8:40 スタート】 登山口駐車場は車で溢れている、マイクロバスも止まっている。このシーズンを 外せばこんなに混み合うことはないそうです。 登り始めてしばらくすると狭い斜面を切り開いた旧鉱山跡の施設が木立の間に 現れる。 廃寺、接待所、迎賓館、劇場、小学校の案内札が建ててある。勿論鉱石の集積精錬 場所も多数見られる。 生徒数270数名、先生7人、最盛期には人口3万とも5万とも言われた時期もあった とか、京都から歌舞伎役者を呼んでいたとの説明書きもある。 |
||
【9:20】「ダイヤモンド水」到着 鉱床試掘ボーリング中に多量の水が噴出し事故が起 きた。ロットの先端部分がねじ切れ採掘不能になり、 ダイヤモンドを散りばめた先端部分は今でも残って おり、誰言うこともなく「ダイヤモンド水」と呼ば れるようになったとさ。 登山道には歩き易い敷石が並んでいます。 これは「仲持ち」と呼ばれる人夫が70kと重い 鉱石を背負って山を降りる時にぬかるみにずり込ま ないために敷き詰めたそうです。 |
||
あし谷川の原流の音を聞きながら川を渡ったり又 渡ったり。 下では花びらが散っていましたがこの辺りまで登 ると「ミツバツツジ」が満開です。 ウグイスの声も谷間に響き渡っています。 【9:58】別子山中に初めて切り開いた鉱口で、 この周辺から栄えた。最盛期には百貨店もできた。 |
||
【10:25】銅山越 1294mここまで1:45分 広々とした尾根に立派な 石囲い の地蔵さんあり、ここで も東平、日浦から次々と 登ってきます。 行動食をとってゆっくり 休憩だ。 |
||
小さなピークを超えて又急坂の繰り返し。丁度「アケボノツツジ」が満開、 そのトンネル 過ぎると岩場にロープが続く。 【ツガザクラ】って?副隊長も知らない。もう終わったのだろうか? 山桜は咲いていたが。 |
||
【11:57】西赤石山山頂 銅山越えから景色がいいと休まないのか・・・、意外とハイペースで登ってきた。 副隊長がちょっとバテバテだが、こちらも一緒、バテた。 おにぎりの朝食から5.6時間も過ぎていいる、空腹の性か? 暑くて暑くて食事も欲しくない。水分は2本目のドリンク。 ヤッパリ果物のハッサクが美味しい、ビタミンCの補給に限る。 眺望は抜群で石鎚、瓶ガ森、黒森など遠く霞んで見える。 尾根続きには岩峰の荒々しい物住頭がそびえる。行って見たいなぁ。 東赤石山は八巻山の影で見ない。 次回四国山脈登山は寒風山と笹ヶ峰・・・紅葉シーズンがいいのかな |
||
道端の白い石 近くに鉱脈ありの目印登山道にはピカピカと 金粉が着いたようにような輝く石が無数に転がっています。 |
||
今回は往復登山とは言え7時間余り、故障も事故もなく無事下山する事ができた。 暑さと長丁場で体力消耗が激しく山頂で休むのが精一杯。もう10分も歩けば兜岩 までいけたのに残念だ。 又山麓では旧鉱山の歴史を学び、当時を偲ぶ登山だった。 復路--道の駅「マイントピア別子」で入浴、食事…しまなみ街道経由自宅 |