秋山に登ろう




東稜基部:矢筈岩通過

南尖峰の斜面





天狗岳より南尖峰かえりみる
このあとブロッケン現象が見られた




天狗岳より弥山



     
 
  土小屋登山口(石鎚神社遥拝殿) 9:02スタート・・・一般登山道分岐点 (東稜基部
   
     ・・・矢筈岩・・・南尖峰・・・天狗岳・・・弥山(山頂)・・・土小屋 15:05下山


 
■ いつもの通り 二人

 ■ 所要時間 往復6時間03分
     

所要時間は休憩、昼食、写真、道草も含まれデジカメタイムです。


4時半自宅どたばたスタート瀬戸大橋通過中に真っ赤な日の出シーンに遭遇。一気に気分高揚!!

乗りノリで寒風山トンネル、瓶ヶ森林道
の始まったばかりの紅葉を楽しみながら登山口に到着。
広い駐車場は既に満車、もう30分早い出発を副隊長に言い出せなかった。

路上駐車の仲間に入り、早々に準備を終え、石鎚神社「安全祈願」に手を合わせ冷たく張り詰めた登山道に入る。

今回は一人「東稜基部、南尖峰」から登ると決めていた。
副隊長は一般登山道で山頂「弥山」で待ち合わせ。

晴天の陽射しが登山道に差込に寒冷の
空気が気持ちよい!

【10:00】東稜基部分岐到着

20名程は休憩中でここで情報収集.
6、7人のパーティー南尖峰に入っていく。
女性も数名いた。
暫く休んでさぁー出発!! 通行禁止の看板。
クマザサを踏み込んだだけの急坂。
足元が見えない、倒木があったり岩に躓いたり。もう心臓がパクパクだ!

20分位で先行のパーティーに追いつく。矢筈岩の下で休憩といっているがそんな
スペースがない。
ゆっくり休み々景色堪能しながら写真
も撮りながら登る。

登り始めてからず〜っと急登
・・・
汗だく!フル回転の心臓!

紅葉と奇岩と大パノラマに元気を取り戻し
又登り始める。
いつの間にやら先行2人組の後に付いたり
距離をおいたり。

とうとう難所中の難所が目の前に。
この事か!!すごい!!

カメラをザックにしまい込む。
さぁ〜如何して巨大岸壁に取り付くのか?

先行の2名もなかなか進まない、二度三度とやり直し。
手足の進め方等じっくりと頭に叩き込む。

いよいよ私のチャレンジ、後続はまだ来ない。今の間にサッサと・・・登りたかったが手が
届かない。
左手確保が出来なければ左足の置き場がない。上から「ザイルを下ろそうか?」の助け舟。

3,4度、ヤット右足置き場確保、小さな岩のふくらみに。体重をかけると右足滑り、
滑落危険。わずか10歩足らずに大苦戦。

もうチョッとで命、落とすところだった!そう思った瞬間、頭が一瞬ふらついた!
しばらく呼吸整えて小さな声で「やったぞ〜、バンザ〜イ」と叫びたかった。

稜線に這い上がった岩場の下は「墓場尾根」、覗きに行って見たかったがその時、
足が震えてた。
通行禁止ルートの尖峰は指示標もマーカーもなく危険一杯、三点支持の四つん這いで
ないと立って歩けない。

胸のうちは大パノラマに満足しているが、脳裏にはまだ緊張感もある。

天狗岳まで来ると弥山から降りてくる登山者であふれている。中にはズック靴や
ジャージ姿もチラホラ。そんなに優しい山ではないのに・・・!

わきあがってくる霧の中に・・・手を振ると降り返しているようです。

【12:24】山頂(弥山)にやっとたどり着く

極限の疲労と興奮でしばらく食事、喉を通さす。先ずはホットコーヒー沸かして・・・
それから。

5,6才の子連れと乳児カゴの様な中に入れて、もう一人は風呂敷にスイカを包むが
如しで・・・カップル、特に微笑ましいとは思わなかったし・・・なんで連れて登ってくるのか!
危険イッパイだ!
(一般登山者でも下山中には1、2度は滑って転倒するのに)

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