九州の山々
九州の山といえば活火山で噴煙が上がっている、観光地の印象が強いが、一方山に

踏み入ると火山灰や巨大な火山岩などが角々しい。また雨水などの侵食によるものと

思われる谷が深い。

噴火による土石・火積流などの記憶に新しい長崎・雲仙普賢岳、熊本・阿蘇山、

大分・別府、宮崎・霧島等、活火山、休火山、死火山を併せ持つ山をすぐに連想させる山だ!




          



あそざん  

阿 蘇 五 岳
釈迦涅槃像:顔にあたる根子岳から胸にあたる高岳に伸びてゆくラインなどが美しいと思いませんか!。
左から根子岳(1433m)、高岳(1592m)、中岳(1506m)、烏帽子岳(1377m)、杵島岳(1326m)と続く。



昔々修学旅行と観光でロープウエーで登った事がある。
阿蘇五岳登山で一番ポピュラーなコースが高岳~中岳で、
その最高峰が高岳1592mです。







     1584m    


08. 5. 2.     往復登山      二人

西と東の双耳峰を持つ端正な山容は豊後富士と呼ばれている。

「やまなみハイウエー」別府・湯布院間の最高所の峠が登山口で駐車場やトイレがあります。

小手調べと安易に登ると大間違いです。カニのタテバイ、ヨコバイを思わせる難所がある。

山頂からは正に360度の大パノラマが待っている。

  コ-ス所要時間

 登山口スタート 7:03--7:51 合野越--9:22マタエ(コル)--9:44西峰--10:31東峰(昼食)

  東峰山頂11:21--合野越12:33--13:09登山口



あっ思い出したよ、NHK朝ドラで「風のハルカ」の舞台となっていましたね~、
高原に聳えるピラミッドの山、印象に残っています。


やまなみハイウエー、峠の頂上の登山口はほぼ満車状態。前日は雨が降っていたようで水溜りもある。
火山灰の道はよく滑りそうなのでストックの力を借りる。
約50分で合野越着き小休止。
目の前にピラミダルな山容が雲海から頭を出している(「飯森ヶ城」1067m)。
【厳しかった西峰】

しばらく登るとだんだん視界が開けるが登山道は急勾配となり、
ジグザグの登りが頂上コルまで続く!まずは西峰へ・・・。
ナイフブリッジの尾根、クサリ場のタテバイ、ヨコバイ。思ったより難しい場面の連続。
約2時間半やっと西峰山頂
に着く。
ゆっくりペースですが。

少々冷たかったが風もあって
心地よい、大パノラマに酔う。

出発前には天気も悪いし、
宿もとれないし…、
でも中止せず登ってよかった。

東峰では7~8名の登山者で
賑わっている。
カプチーノとサンドで軽く
行動食、ゆっくり時間を
過ごす。


湯布院の向こうには「涌蓋山」、
その左には明日の山、九重連山が
ある。
由布岳のスミレ達とあせび やまなみハイウエー「峡霧台」

由布岳の双耳峰を見上げ観光客
九重町夢の大つり橋と宿へ急ぐ。








      

九 重 山 群

        08. 5. 3. 
   1503m 九州本土で一番標高の高い山が九重山群でその最高峰が
中岳です。

九重山と久住山、どちらも
「くじゅうざん」と読みますが、
町の名前は
「ここのえ」と読むようです。

雲一つない紫外線の降注ぐ中、最高の登山日よりでした。
   1787m
   1791m
天狗ケ城  1780m
   1762m
所要時間   登山口:牧ノ戸峠 休憩所、トイレあり
 牧ノ戸峠 8:15--8:55沓掛山--9:32扇ヶ鼻分岐--9:57久住分れ10:15--
 
  久住山山頂10:52--11:09御池--11:30中岳11:41--11:55天狗ヶ城
 --久住別れ昼食12:32

  13:50星生山--14:20西千里浜--14:55沓掛山--15:43牧ノ戸峠 無事下山!


牧ノ戸峠の駐車場は登山者ですでに一杯。大急ぎで身支度。

登山道は石畳とアスファルトでよく整備されている。

それにしても行列の出来る山だ!
沓掛山を過ぎると暫くなだらかな傾斜の道を歩く。

右手南側には阿蘇五岳がよく見える。

⇔ * (気になるこの風景、一日中、気になる。)

すばらしい景色を満喫!しながら1時間程で最初の連山分岐、
「扇ノ鼻分れ」着く。
今までに登ってきた山と雰囲気が違う
【9:30】 西千里浜
山登り始めて1:30、久住分れに着きました。火口が埋まった
ようなところで「バイオトイレ」があります。

小休止しながら又あの「阿蘇五岳」に見とれていました。

目の前には「久住山」山頂が見えます。ここも登山者であふれる
ほど、まるで観光バスが着いたように・・・。  
(展望のよい久住分れ) これより久住山、稲星山、中岳、
天狗が城山、星生山登山の起点です。

三俣山の向こうには一目でわかる由布岳、硫黄岳と北千里浜
から「坊ガツル」へと続く。

ここで迷った挙句ザックをデポット、カメラだけもって山頂を
目指すが・・・失敗だった!
【10:40】 久住山頂
大きな石と滑りやすいザラ場。

老若男女で大混雑、渋滞も度々。

ファミリーハイクもここまででこの
後のコースは危険です。

三俣山1744mへは久住の
基地「長者原」から登ります。
久住山→お池→中岳ピーク
約60分

中岳→急登と岩と岩の間をやっとすり抜け「天狗ヶ城山ピーク」

→星生山


お気に入り阿蘇五岳を眼下に
ゆっくり昼食とカプチーノ
何度もコース取りに迷った星生山の
取り付けの岩稜。

ペンキのマーキングが無い!

大きな岩の連続!足が着かない、
前向き、後ろ向きのトラバース

星生山への縦走を反対して
いたがナントか頂上から
西千里浜へ下山できた。


五岳の東はし根子岳が頭部で高岳、中岳が胸部に見えませんか!
そして「観音様の涅槃像」に想えてなりませんでした。(「釈迦涅槃像」だそうです)
「私が「風」になったらここ九重に居るからと・・・果して返事は・・・どうだったでしょう!







          









       2012.6.15.

ミヤマキリシマ


九重山群の誇るミヤマキリシマ!!諦めかけていたことが今回平治岳山頂を踏むことが出来て感無量である。
4年前から温め続けていたのかもしれない。

登山口 : 大分県由布市  男池コース 日本名水百選「男池湧水群」