2228m
2010-7-19.20.21
  ■ 群馬県片品村 鳩待峠  INーOUT

  ■ 
周回登山 
    一日目 : 鳩待峠ー山ノ鼻ー牛首ー竜宮十字路ー見晴ー東電小屋ーヨッピ吊橋
          −牛首分岐ー竜宮小屋(泊)
    二日目 : 竜宮ー山ノ鼻ー
至仏山小至仏山ー鳩待峠  (みなかみ温泉泊)
    三日目 : 谷川岳「一ノ倉沢」見学、登山中止、吹割の滝・渓谷観光

  
戸倉第一駐車場3時過ぎに目覚める。大きな駐車場だが半分から1/3は空いている。連休最後なの
で山も空いてるぞう!よかった〜!

鳩待峠行きバスの始発は4:30分なので余裕はありそうだが、身支度整え朝食すませバス待ちの列に
並ぶ。バスに乗るのかと思ったら6人、7人乗りのタクシーに次々乗り込む。
バスの乗車券で乗り合いタクシーものれる。便利でした。

鳩待峠--至仏山--山ノ鼻(尾瀬)と予定していたが至仏山から山ノ鼻は下山禁止となっており失敗
だった。 

一日目

  
 鳩待峠 5:10・・・山ノ鼻 6:13・・・牛首分岐 7:17・・・竜宮十字路
5時過ぎ標高1500mの鳩待峠にはバス、タクシーから次々と登山客が降りてくる。
山に登っていく者、尾瀬へ下りていく者、楽しそうに賑やかにそして足早に消えてゆく。
尾瀬といえば「木道」だが早速峠から木道だ。
1時間余りで山ノ鼻に着いた。ここも大勢で賑っている。尾瀬ヶ原は霧で舫っている。
歩き始めてすぐに尾瀬の代名詞「ニッコウキスゲ」、「ワタスゲ」「カキツバタ」木道の
近くに咲いている。朝霧と共に咲き翌日には萎んでしまうキスゲ。

朝陽を一杯受けて眩しい池塘(ちとう)もたくさんある。
大きくて深いもの、小さくて浅いもの、内には浮島もありビックリ!。
木道は低くて歩きやすくて写真も撮りやすい。カキツバタ、ワタスゲ、???。
次々とハイカーがやってくる、老若男女。半日コースのツアー客かな?いそがしそう。
三脚担いだカメラマン、携帯電話のカメラマン。
スカートにスニーカー姿のファッションショー
中田代三叉路(牛首 7:17)

霧も晴れ西には
「至仏山」もハッキリと。

「燧ケ岳」は雲と逆光で見えない


ザックをおろし小休止
尾瀬ヶ原の中心地といえる絶好のビューポイントだ!!
西に至仏山、東に燧ヶ岳、東西6km、南北4km。
木道の傍にはベンチは設けてある。池塘もたくさんあり水面は尾瀬の空を写し木々(拠水林)
や草原も写し、色とりどりのハイカーの姿も写す。訪れるハイカーの心は皆満足そう!!。

牛首 7:20…竜宮十字路 8:26
中田代(牛首)辺りは見わたすかぎりにニッコウキスゲの群生地だ!7月中は咲き誇っている。
池塘(ちとう)も数多く点在している。

拠水林・・・湿原に白樺など木々が生長している。山から栄養分豊富な土砂が堆積して
  樹木が生育し森林が発達している。このような森の側には必ず川が流れている。
ベンチにて大休憩!と言っても朝の7時半。
何度も何度も同じ風景にカメラを構える。一歩進む毎にシャッターを切りたくなるんです。
尾瀬に入ってここまでもう96枚。
【8:26】竜宮十字路到着

8時半には今夕お世話になる「竜宮小屋」に到着。
先に至仏山に登る計画だったので時間が有り余る。


ここまでが群馬県でこの小屋の裏に川幅5.6mの一級河川
「沼尻川」が流れこれより福島県桧枝岐村になる。

竜宮十字路…見晴9:15…東電小屋10:35…ヨッピ吊橋10:53…牛首分岐12:06…竜宮13:57
県境を流れる沼尻川は
尾瀬沼が源流です。

今回はもともと行く予定なし
ミズバショウの実、白い花しか知らなかったので大変めずらしかった。大きな実も大きな
葉っぱは5,60cmもあり又ビックリ!!

ワタスゲも初めて見る植物ですが姿の通り覚えやすい名前だ。
朝霧で全容を見せなかった
燧ケ岳2356m

これより先に尾瀬中の水を集
めた名瀑「三条の滝」(約2時
間)はカットして東電小屋へ
小屋を出て拠水林に入るとヨッピ吊橋が見えてくる。水量も増え樹木も大きい。
橋を渡ると竜宮と牛首への三叉路だ、目の前に湿原が広がりニッコウキスゲが群生している。
三叉路のベンチは大勢のハイカーがここでも賑やかに満喫、楽しんでいる。

竜宮小屋泊  入浴4:00  夕食5:00  消灯21:00  朝食 5:00
【13:57】炎天下の尾瀬ヶ原を9時間疲れた〜!早く着きすぎたのでベンチで涼をとる。
水分補給は十分に気を付け、疲労回復には果物がうまい!トマト、バナナ、アイス。
もう今日は歩かないのでビールで乾杯!(一人で、副隊長は飲まない)。
19時過ぎの小屋、もっと窓の灯り強く映ったが・・・コンデジでは
この程度。

さすが水も豊富なので小さいながらも風呂があります。
但し石鹸は使えません。

尾瀬ヶ原の季節、花等親切に説明して頂いた
おじさんありがとう。
竜宮のはなし
蛇行しながら流れる川が
突然渦を巻いて湿原に吸
い込まれてゆく。
反対側の木道傍に水が湧
き上がり突然川が現れイワ
ナがたくさん泳いでいる。
これを竜宮城に例えて名
付けられた?
ベンチで休憩中に声を掛けてくれた姉妹、無事着きましたか、東京と岡山に。







2010.7.20 

二日目

湿原から濃い緑の樹林帯をのぼる
【7:46】朝霧に覆われた竜宮
小屋を出発して1時間15分
登山、山ノ鼻に到着。

準備点検して8:00入山
標高1400m地点
樹林帯の終わりからはツルツルよく滑る蛇紋岩のガレ場、下山禁止は納得だ!
後を振り向くと尾瀬ヶ原と燧ケ岳が朝陽の中、輝いて見える。ここまで約1時間。

ベンチの向こうは鳩待峠ともうひとつの登山口「富士見峠」とアヤメ平。
雲上の高天ヶ原は一帯がお花畑〜至仏山頂2228m
【10:37】
高山植物の宝庫「高天ヶ原」到着。
もうバテバテ、滑る岩、大きな岩は足が上がらない。
副隊長も遥か下でずっと足が停まったままだ!

ベンチで大休憩!
涼しい山の風が吹く、青空に大展望の尾瀬ヶ原

疲れもふっ飛んでこんな気持ちにさせてくれるのが山の
魅力でしょうか!!
高天ヶ原から山頂すぐでした、
【11:27】全員昼食タイム

大賑わいの山頂です。
東には名峰「燧ケ岳」2346mと
尾瀬ヶ原

明日の「谷川岳」もすぐそこ!
山頂〜小至仏山2162m〜鳩待峠1591m
休憩約30分で下山開始小至仏へ。眺望のよい岩稜だが蛇紋岩のガレ場。
山岳のガレ場といえばキリ尖った石が相場だがここは違う。

この時期「シャクナゲ」がハエマツの間にたくさん咲き誇っている。そして湿原にはワタスゲも
オヤマ沢田代湿原通過。この辺りの眺望もよく最後の
尾瀬ガ原と燧ケ岳を見納め、峠へ急ぐ。

足も疲れて休憩したいところだが鳩待峠まで下りれば冷たい
飲み物、食べ物なんでもありそう。

【14:41】鳩待峠

ザックをベンチに放り投げ即売店へ、バスの時間も気にしない。
トマト、ソフト、アイス、ビール立て続けにお腹に入る。

この満足感も何より楽しみだ。

バス時間は30分以上待ち、タクシーで駐車場へ
湯檜曽温泉泊


きれいな尾瀬と燧ケ岳を至仏山の山頂から満喫!!









              




吹割の滝へ行く