白馬岳 2932.2m
SIROUMADAKE





一 日 目

8月11日 
猿倉登山口に午前2時前に到着、駐車スペースはなく一つ下の臨時駐車へ、3〜4台余裕があった。
即座席を倒して仮眠する。

朝5時前に辺りのざわつきで目が覚め、空を見上げると白い雲も目立つが雪の残る山肌か赤く朝陽
に染まって綺麗だった。天気はO.Kだ!!

早速朝食を済ませ登山靴に履き替えザックを整え「猿倉山荘」に向かう。

【5:45】ここで登山届けを提出し
各パーティーは出発していく。

【6:41】林道と登山道を歩き約1時
間で白馬尻に到着する。

朝陽と雲間に見え隠れする今日の
山行きを占う。
更に15分で雪渓入口到着。

練習していたはずの副隊長の
アイゼン、何とか着装しいよいよ
大雪渓を上る。

下から吹き上げてくる上昇気流はナマ暖かく、吹き上がったガスは
上の方で冷やされまた下へ降りてくる。

雪渓は直登に近く息が続かない。

雪崩、落石危険の防止の為、休憩は座らない。上部を見て立ち休み。
毎年落石事故がある。

雪渓を下りてくるグループに上の様子を尋ねると青空だという。
【9:15】落石もなく無事雪渓上部に到
着だ。

ここから登山道脇には高山植物が
一杯咲いている。

【9:56】葱平ネブカッピラ

ここまでいいペース!!疲れもなく
ゆっくり大休憩。

@ハクサンフウロ A?ヨツバシオガマ Bオニユリ大
お花畑に癒され、青い空に白い雲、緑の山肌に急峻の連山を楽しみながら登って行くと山小屋が見えてきた!!。

【12:23】 白馬山頂宿舎到着
 爽快さと余裕で元気元気、ビールは飲まずに気を引き締め直し白馬山荘へ
【13:13】 白馬山荘到着 3号館まで有り宿泊1000人(以前の案内書には1500人収容)
別棟「スカイプラザ」にはみやげ物白馬グッズなど。

そして生ビールも勿論

夕食の17時には時間はタップリ。
登山者同士の情報交換と明日の予定。

 * 足の半月版がなくなっていて歩けなくなった千葉の人、手術せずにヒアルロンサン注射で完治し
  去年今年で夏山4〜5座登られた話し。


一瞬の 「白馬岳」 2932m 山頂

所要時間は休憩、昼食、道草も含まれています。



 二日目


8月12日 

昨夜はぐっすりとよく眠る。
夕食豪華トンカツライス、山小屋では初めてのメニュー。おいし〜い!!

ヤッパリいつも通り午前4時、目覚める。・・・が台風のような突風のうなりで・・・  ・・・  ・・・
日の出シーン、ご来迎もなく拍子抜けの朝。

顔を洗い荷物だけ整え出発準備。

カッパにスパッツ(傘は役立たず)、ザックカバー。雨は殆ど降らずにガスが水滴に変化。富山県、新潟県側から
急峻な斜面を叩きつけ吹き上がる。

【6:20】 山小屋スタートです。 今日のコース

白馬岳山頂・・・三国境・・・小蓮華山・・・雷鳥坂・・・白馬大池・・・乗鞍岳・・・天狗平・・・栂池高原

強風の中多くの登山者は先ずは「しろうまだけ」へ向かいます。
体重を低く構えないと背中のザックとそのカバーがパラシュート代わりになり吹き飛ばされそう。

【6:45】しろうまだけ山頂に到着だか360度景色はない。
日本海側から吹き上げる風は唸りを立てて強い。
景色のないガレ場を強風に足を捕られないよう前進するのみ!
帽子やザックに水滴が付いているのを見ると霧雨であるのがよく分かる。

【7:27】三国境通過
富山・新潟と右手に長野を・・・ロープ沿いのお花畑を横目に進むが近付きクローズアップするには遠すぎる。

【8:22】小蓮華山2766mに差し掛かる。
この頃後ろを振り向くと霧が流れて白馬の山塊が現れる事もあり青空も見えたりする。
白馬三座白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳がはっきりスッキリ見えるはずだったが・・・

それでもみんな元気よく楽しそうな会話が聞こえてくる!


小蓮華山辺りからだんだん北の空から明るくなり青空が見え始めた。
幾つかのピークを越え気持ちも晴れ晴れ、雷鳥坂を駆け下りる。
【9:41】 白馬大池 姿あらわす!名前の通り「雷鳥」を注視するが
 今度は晴れてくると姿を現さない! 

【10:05】 「白馬大池」に到着 ここも名だたるお花畑の一つだ!
 ザックをおろして大休憩、山小屋の昼用オムスビ一つずつ頬ばる。

美味そうにビールを飲む人・・・グッと堪えて今日の宿の手配。
満員、一杯の返事。 下山後考えよう

赤い屋根の山荘前はテント場になっており追い越していった
高校生がまだ9時半と言うのに先生の指導の元、設営を始めていた。

ハクサンイチゲ

タカネナデシコ

ワタスゲ
天候が70%回復、ラッキー!

【10:25】ゴロゴロ大岩の中
乗鞍岳にスタート

雪渓と青空が広がりさざ波の大池が
際立って綺麗。


何度も何度もシャッターをきる
【11:14】乗鞍岳2436m到着:大きなケルンと標識があって休憩中。
この後の下山道は想像もせず凄かった。

ゴロゴロ岩とハエマツが続きやがて雪田の100m程の雪渓をトラバース。友達はここでもアイゼン
をつけたように言っていたがこの時期はつけずに渡る。
雪渓を越えても又ゴロゴロ岩のペイントマークを頼りに急坂約50分下りて行きます。

原っぱの中から木道が見えてきました。

【12:32】 天狗原到着 
天狗の庭とも言われこももチングルマ、ワタスゲなど綺麗なお花畑だ。
低木や池塘が点在し足に優しい木道を歩き栂池を目指す。

【14:02】栂池自然園ビジターセンター到着 
 ここは観光客と登山者で賑っている。ソフトクリーム等々冷たいものを飲み食いししながらも今夜の宿泊は??

ロープウェーとゴンドラリフト乗り継いでやっと下山。

【栂池高原駅】14:30
  
* 天狗原下山中にご一緒させていただいたXさんご夫婦、同じ関西・大津と姫路と又同じ猿倉駐車地と
   言うだけで心安くしていただきそして早くて安上がりだったタクシー移動することが出来ました。
   百名山達成めざしてがんばって!!


【猿倉駐車地】15:32
  副隊長も元気よくゴール。
一日目所要時間 : 7時間33分 (猿倉山荘5:40〜白馬山荘着13:13

二日目所要時間 : 8時間10分 (白馬山荘6:20〜〜栂池高原14:30)

所要時間は休憩、昼食、道草も含まれています。






            














満足した白馬岳でしたがこの後「中央アルプス・木曽駒ヶ岳」2956mに登りたくて駅前ビジネスホテルor車中泊覚悟で長野道豊科ICから駒ヶ根市へとばす。
途中SAのinfoで相談するとなんと即予約完了でした。


但し,夕食なしだが温泉あり、冷たい飲み物とあられでO.K。しかも翌朝のスタート「菅の台バスセンター」のすぐそばでした。 

三日目 「木曽駒ヶ岳」に行く