■ 後立山連峰 (長野県大町市扇沢) ■ 往復登山 扇沢大橋-種池山荘-爺ヶ岳-冷池山荘-鹿島槍ヶ岳 |
爺ヶ岳 |
一日目 歩行時間8時間30分 柏原新道(扇沢大橋) 5:35 ~ 種池山荘 9:56 |
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扇沢トロリーバスセンター下、「扇沢大橋」の駐車場が運よく少し余裕あり朝まで仮眠をとる。 深夜到着時の気温13度、寒くて眠れない。仕方なくエアコン切って暖房に切り替え。 さすが満天の空が白む頃にはマイカー、大型観光バスがやってくる騒音で目覚める。 直ぐに朝食の準備。暖かい味噌汁、コーヒーがうまい。周囲の登山者達も準備済み次第出発して行く。 |
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沢音を聞きながら急坂の樹林帯を登る。 「もみじ坂」を1時間半で小さなケルンがありトガ、ヒノキの大木の間より「種池山荘」が見える。 これより少しづつ視界が開け扇沢観光センターや駐車場、トロリー路線もはっきりと。 第一関門はここまで約4時間半とある。副隊長も元気を取り戻し快調のように登って行く ピラミダルな針の木岳、蓮華岳?(左下画像)、急峻で取付場のない岩小屋沢岳(右画像)を 横目にガレ場を横切る。 |
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【9:57】 種池山荘到着 (扇沢より4時間半、 標高差1300m) 給水は勿論、行動食も補給、休憩。 剱岳、立山の眺めがだんだんよくなる。 晴天が何よりだ!! |
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珍しい「実 Ⅰ」 大きさは松ぼっくりの約2倍、色は「真っ黒」 |
種池山荘 10:32~ 爺ヶ岳 11:45~ 冷池山荘 14:00 北アルプスきっての眺望の開けた稜線歩き! 4k |
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種池山荘でたっぷりの休息と水分、行動食の補給、ゆっくりと360度、北アルプスの風景は素晴らしい。 左は岩小屋沢岳・針の木岳コース、黒四ダムの上部だ!。 いよいよ本コースのハイライト、先ずは展望のよい「爺ヶ岳」を目指す。 チングルマ、コケバイソウの咲くお花畑・ハイマツ帯のゆるやかな砂礫の道を行く。 天気がいいだけに気持ちも余裕だ!!? ↓ 稜線を振り返れば黒部峡谷から「立山三座、剱岳」がそそり立つ。 登山者も下山者も何枚もシャッターを切っている。 登山道左手には「鹿島槍ヶ岳、南峰北峰の双耳峰」が、 その前衛に布引山を従えている。 そして赤い屋根の「冷池山荘(つべたいけ)」が本日の宿泊地だ。 このハイマツ帯には雷鳥が多く棲むというが・・・行き交う登山者に聞いてみるが 見たと言う人はいない。(天気が良過ぎて天敵に発見されやすい!??) |
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「爺ヶ岳南峰」2670m 三つの峰からなる。種池より1:15分超スロー | ||
眺望は満点だが、とにかく暑い暑い! 冷乗越到着、随分長いことこの風景と向い合っているカップルが上からよく見えた。 「この景色を見ていると下山したくない」と名残惜しんでいた。 給水は小まめに度々お昼が来ても過ぎても食欲がない。 副隊長は当然スローペースのマイペース。 振り返っても後続の姿がない。 山小屋到着、最後の方かも、遅くて泊まる場所あるのか、変な部屋へ詰め込まれるかも・・・ |
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珍しかった「実 Ⅱ」 ・・・ハイマツの実、松ぼっくり。 ホシガラスの大好物です 【14:00】 冷池山荘(つべたいけ) 到着だ! |
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(二日目) 8月18日 歩行時間約9時間 |
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冷池山荘 5:25~布引山 6:45~鹿島槍ヶ岳山頂 7:30~扇沢 14:27 | |
夜明けの奇麗な東の空を見ながら目が覚めた。 鹿島槍ヶ岳の朝日に輝いている。 すでに大勢の宿泊者が日の出を拝むかのように見守っている。 体調の優れない副隊長を先に下山させ、単独山頂を目指す事にする。 【5:25】出発 キャンプ地を過ぎお花畑を見ながら前衛の布引山 ↓ へ急ぐ。 今日も立山連峰が左手に一日中寄り添ってくれる、槍穂高も遠くから見ている。 |
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【7:15】 飛ばしに跳ばして所要時間50分のところ30分で山頂に! 広い山頂からは有名な「八峰キレット」「五竜岳」に唐松岳、白馬岳、朝日岳、北アルプスの 北の端まで南は槍穂高、特徴のあるノコギリ状の前穂高岳も・・・富士山も 【8:30】冷池山荘 (ザックは小屋にデポ、サブバックに飲み物おやつ少々、ヤッパリ荷物がないと身も軽いよ!) |
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爺ヶ岳へアップダウンを繰り返しながらガレ場ザレ場のハイマツ帯を急ぐ。 この辺りには雷鳥が沢山いるように聞いたが昨日今日も出会わない。 【10:30】 副隊長の待つ種池山荘到着 疲労回復、休憩には丁度いい時間だったらしい。 扇沢着お昼と思っていたが登る時間と同じ位かかってしまった。 |
種池・冷池山荘近くのお花 | ||
立寄り温泉♨【薬師の湯】信州大町温泉郷 露天風呂あり(山小屋にて割引券もあり) |